カテゴリー
たべもの

二番搾り

ビールは一番搾りと宣伝している某麦酒会社がありますが、山ぶどうを最初に搾ったジュースを一番搾りジュースとすると、こちらは二番搾り。

今回は、こちらの搾った後の山ブドウで、しばらく置かれたために乾燥もしたような気がするものを搾ってみます。

麦酒の一番搾りはもろみの自重で出てくる汁ですが、これは加圧して搾った後のもので、さらに前回は加熱してから絞り、あまり時間をあけずに2度目に挑戦したものだったけれど、今回も加熱後に絞ったものではあるが、よりしっかり搾られている感じがあるもの。

それほど搾れないだろうし、味もどうなのかな……と。

でも、好奇心から組長がやってみようと、いにしえの時代、当館で使われていたと思われ、捨てられずに生き残ったアイテムを引っ張り出して来た。

そのアイテムとは……

搾り器(大)。
最初は浅漬け用の道具か何かでしようかと思ったのだけれど、壊れるような気がして、こちらを引っ張り出してみた。

これを使って搾るために圧をかければ、小さな穴を通して下に汁が落ちてくるのだけれど、すぐに穴が塞がってしまって、汁が上の方にしみ出てくる。
ここで力を抜くと、もとのぶどうに戻ってしまうような感じになるので、力を入れながら上に出てきた部分の汁も取りだし、少しほぐして、また搾るの繰り返しをしていると、いつまでも搾れそうなくらい何度でもしみ出てくる。

これにつきあっていると何時間かかるかわからないので、1〜2度ほぐしたら入れ替えて、搾って、を繰り返す。

もともと搾ったままのギッチリとした団子が積まれている状態のものを搾って、それを取り出そうとしたらギッチリしすぎて取り出せず、それをほぐして取り出すことになり、見かけ上はカスになった方が大きくなるみたいで、なかなか根気を奪ってくれる。

それにもめげずに搾っていたら、用意した山ぶどうカスを全部処理。
思ったよりも採れたけれど、味見してみたら、さすがに味が弱いという感じ。

やっぱり2番って感じでした。

がんばった搾り器(大)はというと、紫に染まってしまいました。
水で流すとすぐに色はとれましたけれどね。

で、ここからジャムでも作ろうかなと最初は思っていたのですが、搾り疲れて本日は終了。
ジュースは冷蔵庫で一泊することになりましたとさ。

たぶん一泊で済むと思うんだけど……

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です