ちょっと前に中標津にあるフレンチ、Fenetre(フェネトレ)の CAFÉ de Fenêtre という気まぐれカフェの日に訪れた我が組。
今日は、とうとうランチタイムに来てみた。
ランチはコース形式で事前に肉か魚を選ぶ形式。
ちなみに飲み物込みで2700円。飲み物の中にはワインもあったりします。
コースの最初は、カカオのシュー生地の中にごぼうのクリームが入ったもの。え?ごぼう?と思いきや、カカオと中のクリームの味わいが絶妙。
自家製のパンは燻製バターといっしょに出てくる。
この燻製の風味と苦みがパンとバターにマッチしている。燻製バター単体の味からは、期待できないようなパンとの組み合わせがイイ。ちなみにパンは追加可(!)。
続いて、白にんじんのポタージュ。真ん中に添えられているのクルトンがカレー風味。いや、カレーってどうよ?って思ったら、この組み合わせがよくって、口に入れた時の香りと、ポタージュの味、それにクルトンを噛んだ時のポタージュとのあわせが妙に合う。なによこれ。
次に出てきたのが、なんていうのだろう、昆布森のムール貝に、枝豆と生ハムとクスクスなどに、豆苗の泡。ムール貝ってこんな味だっけと思うくらい久しく食べたことがない、やわらかい食感がある火加減、それに他の食材がイイ感じでマッチしているのだけれど、豆苗の泡というやつが、さらにいけてる仕事をしてくれている。
肉のメインは、確か滝川産だった(はず!)合鴨のカツレツ。しっかりとした衣と中に入っていて、切るとあふれてくるほどジューシーな肉汁とともにいただく加減のよい合鴨。それだけでも充分イケルのだけれど、この下の濃いめのソース的なもの合わせていただくと、ちょっと下品な感じを漂わせながらも上品なカツレツを味合わせてくれる。
魚のメインは、いまが旬の鱈とたちの一皿。鱈は肉厚でぷりっとした食感がよかったのだけれど、そこにまるで我が組がつい先日、良さそうな たち の前で買うか買わないか迷ってたのを知っていたかのように、出てきたものだからテンションアップ。
デセールは酒粕のプリンとライチ、それに木イチゴ。 プリンと木イチゴのペアリングとライチとのあわせがまたいける。
最後にハンドミルでひく豆灯の珈琲をいただいて、まったりとしたランチタイムをすごさせて頂きました。
季節を変えてまた来てみたいなあ。
それにしても、それぞれの皿が視覚的に美しく、香りも味も全て練られている感じで、イイ感じ。
我が組が守り続けたリミッターを撤廃してしまうきっかけになったことを改めて認識させられ、また撤廃させてくれてありがとうと言いたい気持ち。って、ほんとに言ったら意味不明で伝わらないとおもうけれどっ。
ちなみに、バレンタインデーの日は、Chocolat de Fenêtre (ショコラ ド フェネトレ) というチョコレートを使ったお菓子の販売があるみたい。いけるひとはいいなあ〜。