南陀楼綾繁という漢字の羅列が、なんだろう怪しげと思ったら正解。なんだろう あやしげさんという一箱古本市の仕掛け人の方が斜里のトークイベントに来るというので、聴きに行ってきた。
訪れたのは斜里町立図書館。
南陀楼綾繁さんトークカフェ in しゃり
我が組で一箱古本市といえば、斜里であったこれを思い起こすのだけれど、東京の不忍通りを中心に谷根千と呼ばれる、谷中・根津・千駄木で2005年から開催されているもので、2016年は15カ所、67箱(=店舗?)が集まる規模。しかも、このスタイルが全国に広まっているらしい。
ちなみに、ホワイトボードに貼ってある似顔絵はメーメーベーカリーの方が描かれたらしいのですが、デフォルメがうまくて、おそるべし。
開場は満席で、テーブルが足りないくらい。
トークカフェと銘打ってるだけあって、カフェとしてウミネコマーケット提供の飲み物や食べ物、そしてメーメーベーカリー提供のシュトーレンをいただきながら、トークを聞くというスタイル。
ご自由にと、これだけ出されると、ついついたくさん取りたくなるけど、おとなのふりしてグッとガマン。
本も販売されていて、南陀楼綾繁氏が出版したヒトハコという本があったので、ゲット。もちろん(?)他の本もゲットゲット。
トークは、一箱古本市を開催するきっかけや、当初の発想、それがいろんなひとが関わる中での思わぬ発展や広がり、事例だけでなく、本に対する思いなどを笑いどころを交えながらの内容。だけでなく、この悪天候の中、斜里にたどり着くまでの苦労話や、斜里の図書館についての話や本についてのこと、それに今回の事務局だったシリエトクノートのことまで、ボリュームある2時間でした。
ドネーション制だったので、最後に投げ銭をどういれるか悩みましたよ。
そういえば、花森安治の装釘を集めた花森安治装釘集成という本にも関わったとのことで、その話や実物もあったのですが、新品が販売されていたらやばかったです。あぶないあぶない。