釧路の古い喫茶店の1つ、北大通からちょっと入ったところにあるこのお店に来てみた。
喫茶店リリー。
末広町にあった純喫茶フィレンツェも行ってみたいなと思っていたのだけれど、こちらは残念ながら閉店。
そんなフィレンツェは昭和46年(1971年)開業だったのだけれど、こちらはさらに古く、昭和10年(1935年)だというのから驚き。
お店は地下にあるのですが、入り口からしてしっかりした雰囲気。
店内は重厚感を感じるような造り。
この場所に移ってきたのは昭和42年あたりという話ですが、そのあと昭和50年あたりに改装があったまま。
ローズウッドで統一された内装は、使っているものがよいのか掃除が行き届いているせいなのか、はたまたその両方なのか、古くささというものは全く感じさせない。
奥にある丹頂鶴のレリーフ、親子鶴は迫力があって、目を奪われる。
さて注文はとメニューを見てみると、コーヒーはブレンドとアレンジ、それにストレートがそれぞれ何種類かあって、ジュースなどソフトドリンク、それにトーストやケーキなど。
そんな中から我が組はストレートの珈琲をオーダー。
モカ・マタリ(600円)
帰りに丹頂鶴をちゃんと撮ろうと思っていたら、なんだか人が集まりだして、セッティングがはじまった。
どうやら催物がいろいろ開かれているらしく、その準備の様子。
常連のひとたちとの、楽しそうな掛け合いや、こういうイベントにスペースを提供したりと、見かけだけではない雰囲気づくりがあっての老舗なのかな、なんて考えたり。
古き良き昭和の時代を味わわせていただきました。
ごちそうさま。