その日、釧路で用事を済ませ、なにをたべようかとなというところで思いついたのが、前から気になっていた釧路の豪華そうなそば屋さん。そこに行ってみようと春採湖の近くにあるこちら。
竹老園東家総本店に。
って、あれ?なんだか、それほど豪華じゃないような気がする……ぞ?と思ったら、こちらも竹老園東家総本店……なのだけれど、テーブル席のみの建物。
では豪華そうな方はというと、この正門(?)から入るのです。
門をくぐると豪華な庭園の向こうに建物が。
いやいや、鹿に仏像とかすごい組み合わせとか思いつつも近づいて見ると、
橋の向こうに、目的の竹老園が!
東家は前身の「やまなか」が明治初期に創業、それでこの建物は昭和初期に建てられたもの。
釧路にいくつもある東家の本家みたいなものだから、それは古いのはわかるけれど、この建物は古いだけじゃなく、広さもあり、それでいて綺麗に保たれている。
置いてあるものも、いちいち豪華。
しかも数があり、普通に置いてあるので、本物と考えていいのかどうなのかよくわからなくなるほど。
席料は300円かかるけれど、この雰囲気はそれだけの価値はあるという気持ちにさせてくれる。
この日は混んでいる感じもなく、まったりとこの空間を楽しませてもらいながら、さて何をいただくかというところで、コースあり名物とされるもの7種類あり、ほかにもいろいろあるようで、さて茶そば?蘭切り?とか考えるも、やはりまずはオーソドックスに行こうと、
ざる(800円)を。
えび天南(1030円)は、蓋付きで到着。
開けてみると、ふわっと香りが。
どちらも緑のそばだーとか思いながら食べてみると、たくさんのお店に暖簾分けしてきただけあって、納得の味わい。
他にもそば寿司(700円)もあるじゃないかと、追加で注文。
海苔の香りがしっかりある、立派なそば寿司が。
たべてみると甘酢と海苔、それに生姜と蕎麦の味わいがイイ感じ。
あとは謎の無量寿そば(870円)。
岩井の純正黒胡麻油入りと書かれたそばは、たっぷりのきざみ海苔、それにネギと卵黄が見えるのだけれど、この下には蕎麦とつゆと胡麻油があり、それらを絡めながらいただくという代物。
ちなみに、たぶんだけれど無量寿(むりょうじゅ)というのは岩井の胡麻油の油の種類。
蕎麦はいろいろ食べるけれど、こんな食べ方があるのかという驚きが。
ということで、勢いで4品ほど頼んでしまった我が組。
実は、入り口で気がついたのだけれど、かなり以前に来たことあるのではないかという記憶が。そのことをお店のひとに聞いて見たら、釧路に来てそのシチュエーションなら、他にそれができるお店はないので、その可能性は高いという話が。
次は、もっと緑が綺麗な季節に来てみたいなあ……
記憶が残っている間に(いや、思い出しましたよ!)