何年か前に標茶町虹別のイベント、冬支度で見た家具。それが家具工房北欧舎の椅子たちだった。その時に、いつでも見学にどうぞという話だったのですが、やっと。
来ることができた。
cafe & tea room が併設されたということを聞き、その話にふらふらと吸い寄せられたというのが真相なのですが。
白樺に出迎えられ、大きな建物や
小さな建物がいくつかあり、
そこをすぎると正面に見える大きな古い校舎。旧北片無去小中学校校舎らしい。
除雪もそこまで続いているし、目的地はあそこかな?と近づいて見たら、入り口手前に雪山が。
ということは、あの黄色の大きな建物なのかしらと、戻ってみたら。
正解!
道東ではめずらしい、冬でもつけたままの樋や、綺麗に積まれた石畳など、もう入る前からこだわりを感じる建物。
入ってみたら、驚き。
並んでいる家具はもちろん、13年かけて、まだ作り上げている途中という建物自体が工房の作品という空間。
そりゃあ家具工房の主の家だからとはいえ、ここまで作り上げられるものなのか?
さりげなくキッチンストーブなんかもおいてあるし。
2階に案内してもらうと、そこにはゲストルームが。
トイレはここを使ってくださいと、これが出てくるとか。
ベッドにはかわいい猫ちゃんたちがお休み中とか。
北欧舎という名前をつけるだけのことはあると思われるようなスペースで、へーとかおーとかうわーとか声がでっぱなし。
階段の造りも、凝りに凝ってるし、
床も。扉も。いろいろな廃材を組み合わせたり、木材を加工したり。
上からの眺めも、いい感じ。
家具はほぼこの工房で作られたものと思われるのですが、それ以外のインテリアもこだわったものばかりのようで、ひとつひとつ説明を聞きたいくらい。
そんな空間がカフェというのだから贅沢だわあと思いながら席に着くと
メニューがこんな感じで出てくるとか。
紅茶をオーダーすると、こんな感じ。
珈琲をオーダーしてもポットで。
自分で飲むときにはたくさん飲むからと、このスタイルになったとのことで、2〜3杯分くらいあるから保温のためのポットカバーも用意。
珈琲は、あえて手挽き。ネルと自作のドリッパー(だったかな?)を使って抽出しているというこだわり。
シフォンケーキも、
スコーンも自家製で、ピクルスとチーズがつくという意外な組み合わせも、こだわりみたい。
古いヨツールのストーブが置かれてあるのだけれど、暖炉のような焚き方ができるようで、薪の爆ぜる音を楽しみながら、ここの蔵書を読んでいると、日が沈むまでのんびりしていたい気分。
さらに猫カフェ的要素も
この人なつっこい「みかんちゃん」が接待までしてくれる。
雪が溶けると、さらにこの建物のまわりにガーデンが広がるらしく、飾ってある写真などを見ると標茶にいるとは思えない風景が。
ヘイゼルグラウスマナーといいココといいハイレベルな北欧推しが住む標茶というのはいったいなんなのだろう。
このあといろいろ話を聞かせてもらうと、ここに至る経緯やこだわりが色々あるようで、もう「暮らし方が作品」というそんな印象。
これは絶対、花が咲く季節にはまた来ようと誓う我が組なのでした。
って、建物とカフェをわけて書けばよかった!
ここまで読んでくれたひと、おつかれさまでした〜。