カテゴリー
おでかけ

生きることは食べること

置戸町食のアドバイザー、佐々木十美(ささきとみ)さんの講演が弟子屈町の社会老人福祉センターであるというので、話を聞きに来てみた。

以前、たまたま録画した番組を見たあと、テレビを消そうとしたときに、ちょうどNHKの番組「プロフェッショナル〜仕事の流儀〜」が放送されていて、つい最後まで見てしまったのが、この方を知るきっかけ。

管理栄養士として置戸町の給食を限られた制約の中、地場産のものをとりいれつつ最大限の工夫をし、子供達にちゃんとした味を提供する姿勢と、作りっぱなしではなく食べる人を見るスタンスに感心したので、このひとがどういう方向で講演をするのかとても興味があったわけです。

ちょっと早く着いたので、席は空いている写真だけれど、このあと気付けばかなり席が埋まり、参加者も老若男女が集まるものになっていた。

テーブルには出汁に使う煮干し、昆布、鰹節や、味噌、塩、みりんが。
なんだろな〜と思っていたら講演スタート。

内容は、氏の食に関する考え方はもちろん、生活に関すること、マナーや教育方針など多岐にわたったわけですが、用意されていたものは何かというと利き酒ならぬ利きみりん。

他、出汁や味噌、塩の比較などを参加者全員で行いながら、調味料の大切さを感じてみたり、

コンビニおにぎりをお湯に浸してみて観察してみるとかも。

普段から食品表示の部分は気にしていたけれど、同じジャンルでもまったく消費者へのスタンスが違うものを同時に比較するというものはなかなかしないものなので、いい裏付けになった。
他にも、いろいろな知識や智恵に関することはもちろん、言われてみれば何でやってないんだろと思ったりするような気づきもあり、有意義な2時間でした。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です